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ごあいさつ

病院事業管理者 中田 精三

病院事業管理者 中田 精三

 病院運営では常日ごろより医療関係の皆様からご支援を頂き感謝申し上げます。
 新型コロナウイルス感染(COVID-19)は第6波のピークから漸減している状態ですが、季節性のインフルエンザのようなエピデミック(epidemic)の状態になるには未だ時間がかかると思います。当院でも2病棟をCOVID-19専用病棟にして対応していますが、発熱外来や全入院患者の入院前PCR検査等の徹底した感染防止対策を行っており、現状では適正な病院運営が施行できています。できればCOVID-19が終息して以前のような安定した病院運営が戻ってくることを願っております。

 私が当院に来た2008年には医師数は68名でしたが、その後に診療科の増加を関連大学にお願いし、小児外科、呼吸器外科、老年内科、アレルギー疾患リウマチ科、形成外科、脳神経外科、病理診断科、乳腺外科、リハビリテーション科、放射線治療科、心臓血管外科、精神科の順に新設または再開しました。それに伴い医師数も2022年度には週3日以上勤務の非常勤医師を含めて159名にまで増加しました。初期臨床研修医も6名でしたが、当時はフルマッチしていませんでした。それを確実に6名として継続させ、その後は兵庫県にお願いして漸増し、現在では10名になっています。しかも、大阪大学とのたすき掛けにより2名の増加を得て、最終的には12名の初期臨床研修医数となり、専攻医を含めた若い医師の増加に繋がっています。

 また、兵庫県指定がん診療連携拠点病院の指定(2019年からは国の地域がん診療連携拠点病院の指定)を受け、その後にも地域周産期母子医療センターの協力病院、地域医療支援病院の名称承認、病院機能評価の認定、兵庫県認知症疾患医療センターの指定を受けています。そのようなことから2015年には全国公立病院連盟から「優良病院」の表彰も受けることができました。

 しかしながら、公立病院の改革は厳しく求められており、「新公立病院改革ガイドライン」では、旧ガイドラインの視点に加えて更なる改革の策定が求められています。これに対して当院では、公立学校共済組合近畿中央病院との統合等を含めた検討として、「市立伊丹病院あり方検討委員会」を立ち上げ、2019年2月には藤原保幸伊丹市長に「検討報告書」が手交されました。その後にも大阪大学、伊丹市医師会、伊丹市および両病院の医療従事者により継続して検討を重ね、2020年4月には「市立伊丹病院と公立学校共済組合近畿中央病院の統合に関する基本協定書」を締結して、統合新病院(仮称)に対する実施設計取り纏め作業も終了しました。兵庫県の阪神北地域医療構想調整会議でも両病院の統合についての圏域としての了承も得たことから、600床規模の新しい建物を2025年竣工予定で、同じ敷地内で解体・建築して行くローリング計画での建替えとして、統合新病院整備工事に向かって進んで行きます。

 今後、病院においては医師の働き方改革が重要となってきますが、未だ厚生労働省からは確定的な方針は打ち出されていません。決定されている2024年の開始を目指して紆余曲折があるかもしれませんが、医師の働き方改革に対して柔軟な対応ができるようにしていきたいと考えています。臨床では常に「安全で、質の高い医療を、効率よく」で進めています。チーム伊丹病院として患者診療を行ってまいりますので、今後とも当院へのご支援をよろしくお願い申しあげます。

(令和4(2022)年4月)

 

病院長 筒井 秀作

病院長 筒井 秀作

病院長 筒井 秀作

 新しい年度を迎えましたので、当院の体制、活動状況、今後の取り組みを地域の皆様にお知らせ致します。
 昨年度は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応が続く中、新型コロナワクチンの接種や新規薬剤の開発が進み、COVID-19の重症化率は劇的に改善しました。当院でも、新規治療法を積極的に取り入れるとともに、感染拡大期には2病棟をCOVID-19専用病棟とし、地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院・二次救急医療機関としての診療を継続して参りました。
COVID-19対応でご苦労されている地域の皆様から、温かいご支援のお言葉を頂き大変感謝しております。

 当院では、地域の皆様に安全で良質な医療を効率よく提供することを目指し、医療スタッフ、診療機能、診療体制の充実を図っております。その中で、昨年度は、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を導入し、泌尿器科・消化器外科・呼吸器外科・産婦人科において、より安全で低侵襲な質の高い医療の提供を開始しました。

 そして、本年度は遺伝子診療センターと臨床心理センターを開設し、遺伝性乳がん卵巣がん症候群等の診療をより充実させるとともに、心理学の専門家を含めた多職種がこころのケアを提供する体制を整えました。また、新たな診療科の標榜を予定するなど、更なる診療機能の充実を図っていく予定です。

 4月には、大阪大学附属病院とのたすき掛け研修の2名を含む12名の医科臨床研修医を迎えました。また、専門研修では、内科と整形外科に加え、麻酔科が基幹施設として認定され、当院で専門研修を行う専攻医は30名になりました。充実した研修を行い、優秀な医師を育てるためには地域の皆様のご協力が不可欠ですので、今後ともご協力をお願い申し上げます。

 当院は、地域医療支援・がん診療・急性期医療を中心に統合新病院へ向け診療体制を整備していきます。
本年度も、COVID-19の感染動向を見据えながら「私たちは、安全で、安心な、信頼される医療を提供します」という理念を実践するために尽力して参りますので、地域の皆様のご支援をお願い申し上げます。

(令和4(2022)年4月)