人工透析室

患者の皆さまへ

 当院人工透析室は、慢性腎不全に対する血液透析治療を中心に診療を行っています。近年は高齢化社会に呼応するかのごとく透析治療を開始される、いわゆる導入年齢が年々高齢化の一途をたどっており、また糖尿病をはじめとする様々な基礎疾患をお持ちの方が多くなってきております。当科ではこれらの患者さまに対して安全に、かつできるだけ快適に透析治療を行っていただくことを心がけております。腎不全の方は、本来尿中に排泄されるべき尿毒素が体内に蓄積するため、放置すると生死にかかわります。血液透析治療とは、体内より血液を取り出し機械で血液中の尿毒素を除去する治療で、おおむね週に3回、1回3-4時間程度の時間がかかります。また血液透析とならんで腹膜透析という血液浄化の方法もあります。この方法は腹腔内に透析液を一定時間貯留して、それを出し入れすることで尿毒素を取り除いてゆくという方法です。このやり方ですと病院に通うのは月1回程度ですみます。いずれの治療を行うかは、始める前に患者さまとよく相談の上行うこととしております。

特色

 現在当院では透析のベットは10床と規模は大きくありませんが、通常の血液透析はいうまでもなく他の疾患で手術が必要であったり、肺炎、消化管出血などで入院加療が必要な透析患者さまへの透析も行っております。さらにより重症な人工呼吸器などをつけていてICUなどから動かせない、また結核などで他の患者さまにうつす危険のある場合などは透析器そのものを個室に移すことにより個々に対応したこまやかな透析をいたします。また特殊な治療としては、敗血症の方に対するエンドトキシン吸着療法や、潰瘍性大腸炎に対する顆粒球吸着療法にも対応しております。 

医療関係者の方へ

 腎不全保存期に関しては当院糖尿病内科をはじめとする内科の先生方にフォローを行っていただいております。早急に透析が必要な方に関して人工透析室にご相談いただければ幸いに存じます。