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地域がん診療連携拠点病院

がん治療体制

がん診療連携拠点病院とは

 全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、全国にがん診療連携拠点病院を393カ所(都道府県がん診療連携拠点病院51カ所、地域がん診療連携拠点病院(高度型)14カ所、地域がん診療連携拠点病院325カ所、特定領域がん診療連携拠点病院1カ所、国立がん研究センター2カ所)、地域がん診療病院43カ所、指定しています(令和元年7月1日現在)。

当院が指定された「地域がん診療連携拠点病院」とは

 国(厚生労働省)が「がん診療体制」を充実させる目的で、各都道府県の二次医療圏に1カ所を目安に指定し、その地域のがん診療の拠点病院としたものです。
 当院は、阪神北医療圏(伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町)における「がん拠点病院」になります。兵庫県では、15カ所指定されています。

「地域がん診療連携拠点病院の」の担う役割

●診療体制
 日本人に多いといわれるがん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)を中心に、食道がん、胆道がん、膵がん、前立腺がんなど専門的ながん診療において、高度先進医療として的確に対応できるように、人員、機器、技術などの診療体制を整えています。

●研修体制
 がん診療の連携協力体制として、地域医療圏において院内、院外を問わず、がん診療に携わる医師、薬剤師、看護師そのほか多くの医療関係者を対象に研修(がん関連勉強会、緩和ケア研修会など)を実施しています。

●情報提供体制
 「がん相談支援センター」(正面玄関入って左側)では、看護師や医療ソーシャルワーカーなど専門のがん相談員が、がん患者さんやその家族ならびに地域住民、地域の医療機関等に対し、種々のがん関連の相談の対応や、必要な情報収集・提供を行っています。
 さらに市内在住で、がんと診断されたことのある患者さんやその家族を対象とした「がん患者会」*を定期的に開催し、がんに関する講座や談話会を開催しています。
 *当院で開催される「がん患者会」の名称はくすのき会です。

兵庫県内の地域がん診療連携拠点病院一覧(15病院)

専門的ながん治療の内容

●対応しているがんの種類

外科・消化器外科 食道がん
胃がん
大腸がん
肝がん
胆道がん
膵がん  など
乳腺外科 乳がん
甲状腺がん など
呼吸器外科 肺がん など
泌尿器科 腎がん
腎盂、尿管がん
膀胱がん
前立腺がん など
婦人科 卵巣がん
子宮体がん
子宮頸がん など
皮膚科 皮膚がん(基底細胞がん、有棘細胞がん) など
口腔外科 舌がん
歯肉がん
口腔底がん など
消化器内科 食道がん
胃がん
大腸がん
肝がん
胆道がん
膵がん  など
呼吸器内科 肺がん など
血液内科 急性白血病
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫 など

がんの治療内容のtopics

●先端技術を用いた手術

 最先端の機器を用い、体にやさしい腹腔鏡、胸腔鏡を用いた手術を各科とも取り入れています。
 また、最先端の手術器具(超音波凝固切開装置、バイポーラー、超音波手術器CUSAなど)を用い、出血量を減らし、多くの手術で無輸血手術が行われています。

●専門医による適切な放射線治療の実施
 当院には、「日本医学放射線学会放射線治療専門医」の資格を持った放射線治療医がおり、がんの状態に応じた適切な治療を行っています。

 放射線治療科紹介ページ

●安全に体制整備された安心した環境で実施する化学療法
 化学療法は、化学療法部会にて治療内容を審議されたレジメン(治療計画)を用いて行います。当院には認定試験に合格した「がん専門薬剤師」が3人在籍し、薬剤の使用方法については事前にきちんと医師や薬剤師が説明いたしますので、安心して治療を受けていただけます。
 従来の入院治療から、外来化学療法室での治療へ移行し、患者さんの生活上の負担を減らすよう工夫しています。

 外来化学療法室紹介ページ

●高度な技術で行う内視鏡治療
 ごく早期の消化管(食道・胃・大腸)がんに対して、内視鏡切除を行っています。

 内視鏡センター紹介ページ

●他職種によるチーム医療で行う緩和ケア
 「身体的・精神的な苦痛をやわらげる」ために、患者さんに寄り添ったケアを目指します。
 医師、がん性疼痛看護認定看護師、公認心理師・臨床心理士、がん専門薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、歯科衛生士がチームとなって活動しています。

 緩和ケアセンター紹介ページ

がん診療拠点病院としての活動

●キャンサーボードの実施
 キャンサーボード(Cancer Board)とは従来の縦割りな診療科の垣根を取り払い医師(外科、内科、放射線治療科、病理診断科など)、薬剤師、看護師などの多職種が集まり、一例ずつ症例について治療法を包括的に議論する場のことです。
 ここでは、疾患の種類や病期、合併症を考慮した上で、さらには患者さんの意志を尊重した最適な治療法について検討し、実際の治療に結びつけています。

●がん早期発見のために
 がん治療は、早期発見・早期治療が大切です。当院では、各種がん検診(乳がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、子宮がん)を行っています。女性のための取り組みとして、当院では、乳腺撮影検査(マンモグラフィ)及び乳腺超音波検査を女性の診療放射線技師、臨床検査技師が担当しており、安心して検査を受けていただける環境を整えています。

 人間ドック紹介ページ
 放射線診断科(検査)紹介ページ
●セカンドオピニオンの対応
 がん治療は、早期発見・早期治療が大切です。当院では、各種がん検診(乳がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、子宮がん)を行っています。
 女性のための取り組みとして、当院では、乳腺撮影検査(マンモグラフィ)及び乳腺超音波検査を女性の診療放射線技師、臨床検査技師が担当しており、安心して検査を受けていただける環境を整えています。

 セカンドオピニオン外来紹介ページ

がん登録

国のがん対策の一翼を担うがん登録業務

 わが国では、死亡原因の第一位であるがんについて、研究や予防対策、医療を総合的に推進し、がんの罹患率や死亡率の激減を目指しています。
 国が行なうがん対策には、がん罹患率や死亡率の実態把握が不可欠となります。そこで利用されているのが「がん登録」です。

 各医療施設が収集する「がん登録」を「院内がん登録」と言い、当院では2008年1月症例より登録を開始しています。厚生労働省の標準登録様式に基づき、発見の経緯、腫瘍情報、初回治療情報など約60項目を登録し、さらに治療後の経過についても追跡調査を行い実態把握に努めています。登録された情報は、院内の統計や研究等に活用され、がん診療への還元を行なうとともに、ホームページで患者さまに向けた情報の公開を行なっております。
 また院内がん登録で収集したがん情報の一部は「 地域がん登録」に報告しております。

 がんの専門チームや相談窓口を配置し、質の高いがん診療を提供するために病院一丸となって取り組んでいます。

院内がん登録情報

市立伊丹病院 院内がん登録の推移市立伊丹病院 がん登録部位割合主要6部位の登録数の推移(男性) 市立伊丹病院主要5部位の登録数の推移(女性) 市立伊丹病院

緩和ケア研修受講状況(医師一覧)

 緩和ケア研修受講状況(医師一覧)[PDF]