itami hospital

Category Archives: 看護部

 スキンケア委員会とは、入院患者さんの皮膚を守るための委員会です。
 昨今、高齢者の脆弱な皮膚(特に四肢)では少しの外力で皮膚が裂けてしまう状態「スキンテア」への予防ケアがクローズアップされています。当院においても、高齢の入院患者さんは、長期臥床による褥瘡の発生やオムツ使用による皮膚障害の発生、また入院中に使用される医療機器(人工呼吸器・シーネ・点滴チューブなど)による圧迫で発生する「医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)」など、様々な皮膚損傷をきたすリスクがあります。
 私達は、委員会活動を通じ患者さんが皮膚損傷をきたさないように、また発生した場合は看護のケアを通じて、悪化予防に努めています。皮膚損傷のリスクが高い患さんへは、保湿剤の使用などで皮膚の柔軟性を高め、褥瘡予防には、体圧分散寝具の適正な使用と体位変換ケアによる除圧を行っています。また院内のNST(栄養サポートチーム)と連携し、患者さんの効果的な栄養摂取についても取り組んでいます。
 この委員会を通じて、皮膚損傷の予防ケアが統一できるように啓蒙活動を行っています。

                  皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN) T.Y

 6階西病棟は、消化器内科、老年内科、夜間は小児科・産科を除く全ての診療科を受け入れるオーバーナイト病床を担う混合病棟です。認知症看護認定看護師が1名在籍しており、4月に新人看護師2名を迎え、病棟は益々活気づいています。
 消化器内科は内科的診療の介助や、検査・治療を受ける患者さんの苦痛を最小限に出来るように支援する事等の看護を提供しています。
 老年内科では、殆ど高齢患者さんが対象となります。高齢者は、入院や病気の経過や進行に伴い入院前の活動を維持する事が難しくなる場合もありますが、地域医療連携室とカンファレンスを毎週1回行い、退院後に患者さんの生活を支える事ができるように地域の医療従事者と連携しています。また、患者さんやご家族の不安や心配事等が少しでも軽くなるように一緒に考えていく看護に努めています。
 急性期、慢性期、終末期と様々な段階の看護が求められる病棟ですが、患者さんの意向に沿った看護が提供できるように他職種とのチームワークを図りながら実践しています。

 私たちの病棟は内科(消化器、アレルギー疾患リウマチ科)外科(泌尿器科)の混合病棟です。日々、忙しくしていますが、スタッフで一致団結しやりがい感をもって看護をおこなっています。
 看護学生の実習受け入れ病院として、未来の看護師の育成にも力をいれています。

 2019年8月1日、8月2日、8月22日、8月23日の日程で看護学生を対象にインターンシップを行います。
 もう少し募集人数に余裕がありますので、夏休みの機会に「市立伊丹病院」を知って頂き、就職を考える一つにして頂ければ、と考えています。
 看護学生の皆さん、夏休みを自分の将来を考える良い機会にしませんか。

 5階東病棟は、血液内科、糖尿・内分泌・代謝内科、眼科、老年内科の混合病棟です。
 血液内科は、近隣の病院には少ない診療科であるため、市外からの入院患者さんも多くおられます。外来や化学療法室と連携し、患者さんが安心して自宅で過ごせるように支援を行っています。
 糖尿・内分泌・代謝内科では、糖尿病療養指導士の資格を有した看護師や医師、薬剤師、管理栄養士、検査技師、視能訓練士等多職種が連携して糖尿病教育指導を行っています。低血糖時の補食品やフットケア時に必要な物品等を用いて、患者さんによりわかり易く、退院後も安心して療養できるように個別性のある指導を心がけています。また毎週金曜日には、患者さんが希望する退院支援が行えるように、地域医療連携室と一緒にカンファレンスを行っています。情報を共有しながらチーム一丸となって取り組んでいます。
 4月からフレッシュな新人看護師3人を迎え、患者さんの為に個別性のある「プラスアルファの支援」を心がけて看護を行っています!
5東看護師W.T

 4階西病棟は、整形外科と形成外科の混合病棟です。
 今年も、かわいい新人看護師が二人配属されました。
今は覚えることが多くて大変だと思いますが、優しく明るい先輩たちがたくさんいるので心強いと思います。私も先輩たちに何度助けられたことでしょう・・・
 

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医師とも話しやすい雰囲気で明るい病棟です。
 病棟では、骨折という予期せぬ入院で不安に思っておられる患者さんが多くおられます。忙しい日々ですが、新人看護師には、笑顔を忘れない看護師になってもらいたいです。
4年目看護師 M.N

 

 当院ではICLSコースを年2回行っており、今回で第19回目を迎えました。
 ICLSとは医療従事者のための蘇生トレーニングコースのことです。「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。実践に即したシミュレーション実習を繰り返し、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。アットホームな雰囲気の中で、真剣かつ楽しみながら学べます。終了後には日本救急医学会公認の認定書がもらえます。これまでに医師、看護師、救急救命士だけではなく、歯科医師、臨床放射線科技師、薬剤師など様々な医療関係者が受講しています。
 秋にも開催しますので関心のある方はご連絡ください。
                             救急看護認定看護師 K.M

 ふれあい看護体験の申し込みを6月3日に始めましたが、多くの方が応募下さいました。
お陰様で募集定員に達しましたので、受付を終了させて頂きます。
やむを得ず、お断りをさせて頂いた皆さんには大変申し訳ありませんでした。
次回、是非ご応募ください。
 ふれあい看護体験に参加される皆さんには、後日詳細をお知らせ致します。
どうぞ、よろしくお願いします。

 5西病棟は、呼吸器内科・呼吸器外科・アレルギー疾患リウマチ科の病棟です。
看護師私達は、医師・薬剤師と共に週1回、入院患者さんの症状や治療方針について情報を共有し、意見交換をしています。また、疾患や手術・化学療法等の治療についての学習会を定期的に行い、知識を深めています。

 今年度も8月5日~8月9日に「ふれあい看護体験」を実施します。「ふれあい看護体験」とは、市民と医療関係者などが交流して、保健医療福祉について考えていくきっかけを作り、患者さんとのふれあいを通して、看護する事や人の命について、理解と関心を深める機会を提供する目的で実施されている、日本看護協会事業であり当院も参加させて頂いています。
 参加を希望される方は、6月3日~6月28日(予定数に達したら締切)の期間に以下までご連絡下さい。

連絡先:市立伊丹病院 看護管理室(ふれあい看護体験希望とお伝えください)
電話番号:072-777-3773(代表)
対応時間:9時~16時
募集人数:1日4名

※ご注意ください

  1. 時間外、休日の対応はしておりません。必ず上記の時間内にお願いします。
  2. お申し込み時に氏名・性別・服のサイズ(当院のユニフォームを貸与します)・電話番号・メールアドレス・学校名(学生のみ)をお知らせください。
    参加者には、後日必要物品等をメールでお知らせ致しますのでご了承ください。

    ↓昨年度の「ふれあい看護体験」